金投資は実物資産への投資の第一候補!|資産の一部として行うのが基本

投資の種類

金融資産がある人向きの守りの資産

国が発行する紙幣は信用で成り立っていますが、仮に信用がなくなると価値がなくなります。

一方、「金(GOLD)」は実際に存在するので、価値がゼロになることはありません。

「有事の金」ともいわれ、世界情勢が不安定になると価格が上がる傾向にあります。

そのため、守りの資産として持つ人もいます。

ただし、金の現物は1グラム約6,300円(2020年9月25日現在)と高価で価格が日々変動します。

また、盗難リスクの対策も必要になるので投資を行う際は注意が必要です。

そこで、盗難リスクの対策として、毎月一定額の積み立てで購入し、購入した分は専用金庫で保管してもらう「純金積立」が一般的な投資方法となっています。

地金商・鉱山会社・商社・銀行などで取り扱っており、購入後はグラム単位で売ることもできます。

利息がつかず価格変動で損益が決まる

投資する場合は、一定額の円預金を確保した上で、あくまでも資産の一部として行いましょう。

1.金投資のメリットとデメリット

(1)メリット

  • 金価格が上がれば利益を得られる
  • 多様なリスクに備えられる
  • 生産コストが下値を支える
  • 通貨と違い国のリスクがない
  • 株の下落時に下がりにくい
  • 現物での保有もできる

(2)デメリット

  • 持っていても利息や配当がない
  • 価格変動により、元本割れのリスクがある
  • 現物は紛失や盗難の危険がある
  • 積み立てには会費や手数料がかかる

純金積立のしくみ

純金積立は、毎月の積立額を指定すると、あとは自動的に買い続けていきます。

純金積立のしくみ

金の価格が高いときの買い付けは金の購入量は少なく、金の価格が安いときはに金の購入量は多くなるため、価格変動によるリスクを低減することができます。

金に投資できる金融商品「金ETF」

金ETFは、金価格に連動しながら株式のようにいつでも時価で売買可能です。

手数料が安く盗難リスクもないので、現物の金を持たずに金の値動きに投資したい場合に向いています。

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