「使う」をうまく管理するコツは2つあります。
「貯める」を意識することと使う「消費・ 浪費・投資」に分類することです。
収支のバランスを意識することがよい家計への近道
貯蓄が大切なのはわかっているけど、なかなかお金がたまらない…。
そんなときは、「毎月一定の額の貯蓄をする」ことを意識してみるとよいでしょう。
いうまでもなく、支出より収入が大きくないと貯蓄はできません。
つまり、支出をきちんと把握して管理することが、継続的に貯蓄をする前提条件となります。
支出を毎月一定の範囲内に抑えつつ、あわせて一定の貯蓄額を毎月維持できるように意識してみましょう。
ただ、現実的には支出を減らすことはなかなか簡単ではないでしょう。
そこで実践したいのは、支出を目的別に細かく分類してみることです。
具体的には「消費」「浪費」「投資」の3つです。
「消費」とは、生活に必要な支出であり食費、居住費、水道光熱費などです。
次に「浪費」は生活に不必要で生産性のないものを指します。
ギャンブルやタバコ、お酒などの嗜好品です。
「投資」は将来のリターンにつながる出費を指します。
たとえば、スキルアップのための書籍代やセミナー参加費、パソコン購入費、貯金などが挙げられます。
ここで大切なのは、「消費・浪費・投資」のバランスです。
手取り収入に対して、消費70%、浪費5%、投資25%が理想的です。
「浪費」に関してですが、無理してゼロにする必要はありません。
家計の引き締めは限度を超えればストレスが大きくなり、長期的に継続できない恐れがあります。
また、「浪費」だと思ったら「投資」につながったというケースもゼロではありません。
「浪費」を減らすことよりも、積極的に「投資」を増やすことを意識しましょう。
このように、支出と貯蓄とのバランス、そして支出の中の内訳である「消費・浪費・投資」のバランスが大切になります。
この2つのバランスを整えることがよい家計へとつながります。
「使う」は「貯める」を決めてから
毎月一定の貯蓄金額を意識しましょう。
〇家計のバランス
【理想の家計は貯蓄と支出のバランスが毎月安定している】
毎月の貯蓄が変動してしまうということは、支出のコントロールができてないということになります。
支出の内訳をきちんと見直すことが無理なく継続できる貯蓄習慣を実現するための第一歩といえます。
「使う」を3つに分ける
消費 |
浪費 |
投資 |
生活に必要な支出 |
生活に不必要で生産性のない支出 |
将来的に生産性がある支出 |
・食費 ・居住費 ・水道光熱費 ・被服費 ・交通費 など |
・ギャンブル ・嗜好品 ・度を超えた買い物 など |
・貯金 ・書籍代 ・セミナー代 など |
「消費・浪費・投資」の理想バランス
「お金を使いながら増やす」と言う前提を忘れずに
〇「消費・浪費・投資」の理想バランス
【「浪費」よりも「投資」を意識する】
浪費は少ないに越したことはありませんが、無理にゼロにする必要はありません。
投資になるケースもゼロでは無いからです。
浪費を減らすことよりも投資を増やすことを意識しましょう。
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