【ここがポイント!】
- パソコン不要のスマホ証券
- スマホ世代から高い支持
- 操作や手続きが簡単
スマホ世代の20代から30代
2019年の老後資金2,000万円問題をきっかけに、若年世代からも同時に注目が集まるようになり、さらに2020年の新型コロナによるステイホームや就労制限などをきっかけに、がぜん注目度を高めてきた投資関連サービスが「スマホ証券」です。
2019年8月から開始したスマホ証券「LINE証券」では、1年半で50万口座を突破する勢いを見せており、2019年4月に開業した「SBIネオモバイル証券」でも1年9カ月で50万口座が開設される状況となっています。
口座開設ペースというとネット大手の楽天証券やSBI証券に次ぐ規模で増加しており、マネックス証券やauカブコム証券などを大きく上回っています。
どちらのスマホ証券も口座開設者の内訳を見ると20代~30代の割合が50%以上と、若年層が口座を開設していることが特徴となっています。
数百円と少額から株式投資ができ、LINEポイントやTポイントなども投資に利用できるというスマホ証券の手軽さが、投資に踏み出す初心者や若年層を急増させている要因になっているでしょう。
また、煩雑な手続きは不要で、オンラインのみの開設手続きで最短翌営業日から取引可能になるしくみも、口座開設増加につながっているのではないでしょうか。
スマホさえあれば取引全般をカバーできる
スマホ証券はパソコンがなくても、スマートフォンに専用アプリをダウンロードすれば、口座開設申込から入出金指示、投資情報の入手、取引、残高照会まで実行できるしくみです。
すべてのサービスがスマホ利用を前提に設計されているため、パソコンを使わずスマホだけで資産運用ができます。
一方、ネット証券でもスマホアプリ対応サービスの高機能化が進んではいるものの、あくまでもパソコンで使用する取引ツールや分析ツールの代替としての位置付けであり、情報量や機能性はパソコンに及びません。
パソコンを使わずにスマホだけで資産運用をしたいという人には、スマホ証券での投資がオススメといえます。
スマホ証券とネット証券の違いや特性は
ネット証券を含め、株の売買は単元株(100株等)で行われますが、スマホ証券では1株単位あるいは金額単位で売買できるという特性があります。
単元株単位での売買が主流のネット証券等に比べて、スマホ証券なら1回の投資金額が圧倒的に少なく済むのです。
また、ネット証券には商品ラインアップが豊富でさまざまな種類の商品や新しいサービスが次々に提供されるという利点がある一方、ある程度の専門知識と経験がないと対応が難しいという難点があります。
スマホ証券では、取扱商品が少数に限定されていることが多く、投資する商品を決める手間や時間を大幅に省くことができることも大きな特徴といえます。
主なスマホ証券の概要
スマホ証券会社 |
取引手数料 |
投資金額(単位) |
主な特徴及びポイント概要 |
0.2%-1.0%(売却のみ) |
1株単位 投資信託100円 |
いちかぶ(単元未満株)約3,700銘柄 ETF(15銘柄) LINEポイント利用可能 |
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月額220円 |
1株単位 定額買付サービス100円から FX 5円から |
Tポイント利用可能 定期買付サービスがある FX (円・米ドル)取引可能 |
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0.5%-1.0% |
1,000円 |
日本株(150銘柄) 米国株(134銘柄) |
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無料 |
1単元単位 |
東京証券取引所上場株 オンラインコミュニティーで他のユーザと情報交換可能 |
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CONNECT(ひな株) |
0.033%(上限660円) |
1株単位 |
国内上場株式(約300銘柄) 単元未満株もNISAに対応 |
日興フロッギー(SM BC日興証券) |
0.5%(売却のみ)※100万円以下の場合
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100円 |
ニュース記事から投資先を決める dポイントで投資可能 単元未満株もNISAに対応 |
令和3年4月現在
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