ファンドラップで投資|自分の投資方針に合わせたセミオーダーの投資信託

進化する資産運用

【ここがポイント!】

  • ファンドラップはセミオーダーの投資信託
  • 投資方針を決めて運用を任せる
  • 利益確定や損切りも任せることができる

分析する手間や選ぶ手間を軽減

投資信託は複数の投資先(株や債券など)を組み入れた「パッケージ型」の商品です。

パック旅行やコース料理のように、あらかじめパッケージの内容が決まっているため、個別に株や債券を分析したり、投資先の数や資金配分などを調整する必要がありません。

一般の個人投資家が購入できる投資信託(公募投信)も6,000本以上販売されているので、自分の投資方針に近い投資信託が見つかる可能性が高いといえます。

ただ、投資家の中には、自分の投資方針とピッタリ合わせたいと考える人もいます。

そのような人に向いているのがファンドラップです。

これは証券会社や銀行などが投資方針をヒアリングし、運用方法を提案したり、投資の実務を受託するものです。

投資信託のパッケージ型、個人で株や債券を選ぶ投資がオーダーメイド型とすれば、ファンドラップはその中間のゼミオーダーメイド型といえるでしょう。

【投資家の悩み】

投資家の悩み

〇自分で投資先を選ぶ

自分で投資先を選ぶメリットは、自分の投資方針に合ったポートフォリオを組めることです。

ただし、分析などが難しいことがデメリットになります。

〇投資信託を選ぶ

個人で購入できる投資信託(公募投信)は約6,000種あるが、数が多くて選べないこともあります。

購入後の定期的なチェックも手間がかかります。

細かな売買を任せられる

ファンドラップの特徴は簡単であることです。

個別株や海外市場の情報などを把握していなくても、投資方針さえ決まっていれば投資できます。

投資方針とは、たとえば、どれぐらいリスクを取るか(=どれくらいのリターンを狙うか)といった基本的なことから、海外に投資したい、中長期で投資したいといった希望も含みます。

このような方針を受けて、証券会社などが投資先や投資資金の配分を提案します。

提案の理由や、知らない投資用語などがある場合も、このときに説明を受けることができるので、専門知識や投資経験がなくても特に問題はありません。

もう一つ特徴的なのは、運用する資産の売買と管理を証券会社などが行う点です。

ファンドラップは、投資家に代わって資産を運用します。

そのために、投資家の投資判断を証券会社などに一任する契約を結びます。

これを投資一任契約といいます。

この契約に基づき、たとえば、利益が出たときの利益確定や損失が出たときのロスカットを証券会社などが行います。

また、運用中の投資信託は常に値上がり・値下がりするため、投資資金の配分が変わります。

たとえば、ある投資信託が値上がりすれば、資産全体の中でその投資信託が占める割合が大きくなります。

結果、リスクが大きくなったり、自分の投資方針と合わなくなることもあるのです。

そのような歪みを修正するために、投資先を入れ替えする作業もファンドラップが行います。

投資では、利益確定やロスカット(損切り)の判断が難しく、複数の商品に投資している場合は全体のバランスも定期的に確認する必要があります。

その作業を代行してもらうことで、運用上の手間を軽減することができるのです。

【ファンドラップのしくみ】

ファンドラップのしくみ

投資家は証券会社などに投資方針を伝え、売買を任せます。

証券会社などが運用する商品はいろいろあるが、主に投資信託(ファンド)で運用するものをファンドラップといいます。

メリットだけではないデメリットもある

ファンドラップは、証券会社が一任で運用してくれることから、非常にメリットが高いという反面、運用自体が全て上手くいくとは限らないという点も理解しておきましょう。

当然、運用当初に「年率〇%を目指す」とか、「〇%のリスクは許容する」など、運用方針を決めて運用を行うのですが、投資である以上その通りにいかないこともあります。

その際には、すべて投資家の自己責任であるということを理解しておくことが大切です。

また、運用を一任された証券会社も、運用をするのですから、それ相応の手数料を徴収しますので、通常に自分で投資信託を購入し運用するよりもコストがかかるということを理解しておきましょう。

手数料はそれぞれ証券会社によって違いますが、投資金額によって手数料が変わる証券会社もあるので、ファンドラップを選ぶ際には、コストにも充分注意が必要となります。

【ファンドラップのメリット】

ファンドラップのメリット

投資は利益確定や損切りのタイミングが難しく、忙しい人はきちんと相場を確認できないこともあります。

そのようなときにファンドラップが解決策の1つになります。

【用語解説】ロスカット(損切り)

保有・運用している商品で損失が出た場合に、売却して損失額を確定させることです。

確定していない状態は含み損といい、反対に利益が出ている状態は含み益、確定させることを利益確定といいます。

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