株式投資初心者の心得|少額からスタートさせて投資に慣れよう!

投資の種類

株式投資で大事なのは、当たり前のことですが、きちんとした株の基礎知識を身につけ、儲かるための勉強をすることです。どのような方法でこれらを学べばよいか。その答えは実践してみることです。

これから株を始めたい人は、まずは少額から投資をしてみましょう。株で必要以上にリスクを取る必要はないので、自分の目的を達成できる投資方法を選択するべきです。たとえ上手くいかなくてもその経験が必ず今後に生かされます。

将来的に大きな利益を得るための受講料と割り切って実践していきましょう。

株式投資とは?

投資の目的は、出資をして、利益を得ることです。これを株式投資に当てはめると利益が出そうな企業や将来性がある企業を探し、出資します。出資した人は株主となり、出資先の企業の事業で利益が出た場合、その利益の一部を配当金として受け取ることができます。

また、買った値段(出資額)より値上がりしたときに株式を売った場合、値上がり益を得ることができます。これが株式投資のしくみです。

企業の株価が安いときに将来性を見越して買って、期待通りに株価が高くなったら売る、株式投資にはこんな醍醐味があります。その一方で企業は出資されたお金を使って、事業を成長させたり、新たな事業に投資するなど、事業資金として使います。

気軽に始められる少額投資

1.月100円から世界に投資できる

資産を増やす為には余裕資産を貯金をするのではなく、投資に回すことで将来の為の資産形成を行うことができます。

投資を始めたいと考えた時、多くの資産を持っていないとできないのではないかと思われがちですが、それは投資に対する誤った印象であり、1万円以下から中には100円から始められる少額投資があります。

少額投資はこれから投資経験を積みたい投資初心者にこそオススメしたい投資方法です。少額投資はリターンは多いわけではありませんが、失敗してもリスクが少ないからです。

2.少額投資はコスト意識を持つことが必要

少額投資で注意したいのはコスト管理です。口座管理料や売買手数料などのコストは、金融機関や商品によってその額が異なります。とくに少額投資は、取引前に確認しておくことが必要になります。

また、株式の場合、売買手数料はネット専業の証券会社で約定代金の0.1%前後ですが、単元未満株取引については、一定額以下の売買に最低手数料を設定しているケースが多くあります。

たとえば、SBI証券では約定代金×0.500%(税込0.550%) 最低手数料:50円(税込55円)となっていますが、1000円の株を1株買った場合の手数料は1,000(円)×1(株)×0.550(%)=5.5(円)→5円とはならず、最低手数料55円が掛かります。

これは5.5%(55÷1,000)のコストがかかることを意味しますので取引単位についても注意が必要になります。

将来的に株式投資で大きく儲けるために必要なこととは?

投資の勉強をするには何よりも実際に投資を始めることが重要です。しかし、初めから大きな資産を投資をすることはその投資が失敗した場合、リカバリーができない程のダメージを受けて再度投資するチャンスを失います。

このようなリスクが高い方法は投資初心者にはオススメ出来ません。一方、少額投資であれば、失敗した場合でも、まだ資産が残っていますので再度投資するチャンスがあります。

また、分散投資を意識して投資をすれば、投資回数も増えていくので投資に対する経験を積みやすくなります。机上の勉強よりも経験を積むことで商品知識や投資に対する考え方が深まります。

実際に投資を行い、投資の勉強をするためにもまずは少額からの投資を始めるとよいでしょう。

少額で始められる株式投資

1.ミニ株

通常の株式投資(単元株投資)の場合、上場企業ごとに100株といったまとまった株数の売買単位(単元株)が決められていて、その売買単位に株価を掛けた額が株の購入金額となります。

たとえば、ある銘柄の株価が2,000円で売買単位が100株の場合、最低でも2,000(円)×100(株)=200,000(円)の資金を用意する必要があります。これに対して、ミニ株では通常の株式投資(単元株投資)の10分の1の株数、すなわち10株で購入できます。

また、株の名義は取引した証券会社になりますが、保有株数に応じて配当金がもらえます。なお、ミニ株の場合は指値注文ができず、注文した翌日に最初についた株価(始値)が購入価格となるので注意が必要です。

2.単元未満株

証券会社の中には、単元未満株といって、1株から購入できるサービスを取り扱っているところもあります。ミニ株よりさらに少額で購入が可能なので1万円程度でも購入できるものもあります。

ミニ株と同様に株の名義は取引した証券会社になりますが、保有株数に応じて配当金がもらえます。また、指値注文ができず買いたい値段で株を買えません。注文した翌日の始値が株の購入価格となります。

3.るいとう(株式累積投資)

るいとうは、毎月一定金額で株を積み立てて購入する方法です。毎月1万円以上から購入できるのが一般的です。

購入金額を一定にすることで、株価が低いときの購入数量が多くなる一方で、株価が高いときの購入数量が少なくなり、全体の平均購入単価をなだらかにする効果があるドルコスト平均法のメリットが享受できます。

また、るいとうの場合でも、名義は取引した証券会社になりますが保有株数に応じて配当がもらえます。なお、毎月株を積立購入する日が定められているので、指値注文が出来ない点に注意が必要です。

少額で株式投資をしてみる

株を買うまでの流れ(購入方法)をざっと紹介します。株を買うことは決してむずかしいことではありません。それでは順を追ってみていきましょう。

1.証券会社に口座を開く

株を買うには、まず証券会社に自分の証券口座が必要です。この口座は、銀行口座のようなもので、証券口座がないと株取引ができません。(お金がなくても口座を開くことができます)。

2.自分の口座にお金を振り込む

銀行や郵便局から証券会社で開設した自分の口座にお金を振り込みます。

3.購入する株(銘柄)を選ぶ

購入したい株(銘柄)を選びます。株を選ぶときは、今後値上がりが見込める株を選ばなければなりません。株取引に慣れるまでは、よく知っているような身近な株がいいかもしれません。

4.買い注文を出す

購入したい株が決まったら、証券会社に注文を出します。どの株(銘柄)を何株(株数)買うのかの注文を出します。注文方法は2種類あり、株価がいくらでもいいから買う(成り行き注文)と自分で買う価格を決める(指値注文)があります。

5.取引成立(約定)

出した注文が取引成立することを約定(やくじょう)といいます。指値が安いなどで取引が成立しないこともあります。どうしても購入したい株であれば、指値を高くするか、成り行き注文するようにします。

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