配当金や優待をもらえて値上がりしたら売却益も
株式投資とは、証券市場で株式を買って株主になり、経営に参加する権利や配当金を受け取る権利を得ることです。
株式は値上がりした時点で売れば売却益が得られるほか、株主に自社製品を送るなどの株主優待を行う会社もあります。
株式の値段(株価)は会社の業績などによって変動します。
売買は100株などの単位で行い、1万円程度で買えるものから100万円前後のものまでさまざまです。
株価の値動きは大きく、業績が低迷すれば株価は下がり、倒産したら株券は紙くずとなり、お金は戻りません。
日本で株式市場に上場されているのは約3,600社あります。
長期的な成長が見込める会社の株式を選んで安く購入するのがポイントとなります。
そもそも株式とは何か?
1.株式のしくみ
株式とは、株式会社が資金を集めるために発行するものです。
なお、上場会社は株式市場を通して株式の売買が行われ、その仲介は証券会社が行っています。
2.株式投資で得られる利益は2種類
(1)配当金
平均的な配当利回り(株価に対する配当金の割合)は2.05%
※東証1部全銘柄平均(2020年8月)
2.値上がり益
購入時よりも売却時に値上がりした場合、その差額が利益となります。
プラスアルファの利益として会社によっては株式優待の特典もあります。
株式の取引は証券会社を通じて行う
1.株式の取引の流れ
インターネットで売買の注文ができ、株式の情報収集も容易なネット証券が便利です。
(1)インターネットや郵送で申し込み
証券会社に口座を開設するのが第一歩です。
NISA口座を選べば、利益にかかる税金が非課税になります。
(2)口座開設に必要なものを揃える
- 自身のメールアドレス
- 出金用の銀行口座
- 本人確認書類
- マイナンバー など
(3)口座開設が完了したら入金する
銀行などから、開設した口座にお金を入金します。
(4)取引開始(証券会社に注文を出す)
どの株式をどのくらい(株数)買うか注文を出します。
株式は1株で売買できるものもありますが、100株や1000株単位での売買が一般的です。
(5)取引成立
証券市場での売りたい人と買いたい人のバランスによっては売買ができないこともあります。
取引が成立しないこともあるので注意が必要です。
2.主なネット証券会社
証券会社名 |
特徴 |
売買手数料(税抜) |
SBI証券 |
住信SBIネット銀行との口座連携により入出金が便利 |
10万円の注文で90円など |
auカブコム証券 |
少額から積み立てて買い付けできる三菱UFJフィナンシャル・グループ |
10万円の注文で90円など |
松井証券 |
無料で投資サポートツールを提供 |
1日の約定代金合計金額50万円まで0円 |
マネックス証券 |
日本株のみならず外国株も取り扱う |
10万円の注文で100円など |
楽天証券 |
楽天銀行等の口座連携により入出金が便利 |
10万円の注文で90円など |
2020年9月現在
業績が良く人気のある企業の株式は、多くの人が欲しがるので株価が上がりやすい傾向にあります。
株式投資では企業業績の情報収集が重要です。
証券会社も企業業績に関する情報提供も積極的に行っていますので、銘柄選定に役立てましょう。
また、証券会社によっては、スクリーニング機能で銘柄をリストアップも可能です。
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