ここでは投資信託に投資する場合の商品の組み合わせ方を積極派からバランス派まで、スタンス別に紹介していきます。
基本は株式で増やしリスクは債券で調整する
投資する商品ややり方についてある程度理解ができたなら、最後に投資信託を購入する場合を例に、商品の組み合わせについても理解を深めていきましょう。
自分が考える投資スタンスごとに、組み合わせる商品は異なります。
お金を積極的に増やしたい人は、購入する商品の配分比率を株式100%にしましょう。
特に株価指数を上回る値動きを目指して運用が行われるアクティブ型の投資信託を多めに組み入れることを念頭におきましょう。
10年以上長期的に投資を行うことを前提として、リスクを抑えながらお金を大きく増やしていきましょう。
次に積極的とまではいかないものの、投資する以上は積極的に増やしていきたいという人は、25%ほど債券を加えてみましょう。
株式と債券のそれぞれに50%の配分比率で投資を行う「ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)」を購入することで、債券でリスクを抑えながら株式で増やしていくことができます。
また、株式への投資を目的に購入する商品も、アクティブ型ではなくインデックス型を選ぶことで、運用期間中にかかるコストを抑えながら相場の上昇にあわせてお金を増やしていくことが賢明です。
一方で、出来る限り損失を最小限に抑えながら、より安定した運用を目指したいのであれば、債券の比率を25%から50%に上げてみましょう。
複数の商品を購入して、株式と債券の配分比率を調節する運用も可能ですが、前述した「ニッセイ・インデックス・バランスファンド」であれば、この投資信託だけで株式と債券に50%ずつ投資ができるので、商品を複数購入するなどの手間も省くことができます。
なお、インデックス型やアクティブ型などの多くが株式もしくは債券など、単一の資産に投資します。
しかし「バランス」と名のつく投資信託は株式だけでなく債券にも投資するなど、複数の資産を組み合わせて運用されるのが一般的です。
さらに、仮に株式が値上がりしたために当初の配分比率が崩れてしまった場合でも、自動で元の配分比率へと調整されます。
まずは自分がどの投資スタンスに当てはまるのかを確認し、購入する商品の組み合わせを考えましょう。
投資スタンス別で商品の配分比率は異なる
1.積極的に増やす
・多少大きな下げにも動じない
・冷静に市場を見れる
・10年以上の長期で投資できる
上記のスタンスで投資するのであれば、積極的に増やす投資をオススメします。
〇資産の配分比率
積極的に増やしたい人は、株式100%で構成してみましょう。
長期投資が可能なら、リスクを抑えつつ大きく増やすことができます。
2.ある程度積極的に増やす
・リスクには最低限備えておきたい
・大きく損をしたくない
・可能な限りほったらかし大
上記のスタンスで投資するのであれば、ある程度リスクを抑えた投資をオススメします。
〇資産配分比率
利益が欲しいが、損失のリスクも最小限に抑えたいという人は、比較的安定した資産と言われる債券を25%程度組み込みましょう。
3.バランスよく運用したい
・とにかく損失を抑えたい
・投資初心者なので慎重に始めたい
・蓄えは既にある程度ある
上記のスタンスで投資するのであれば、バランス型の投資をオススメします。
〇資産の配分比率
できるだけ損失を最小限にすることで、資産を減らしたくない人は株式50%、債券50%の構成比率で安定した運用を行いましょう。
「バランス」とつく投資信託は自動で配分調整を行う
「バランス」と言う名の付く投資信託の中には、株式だけでなく債券にも投資できるなど、資産を分散できる商品も存在します。
また、資産の配分比率は、自動で元の比率へと調整が行われます。
〇ニッセイ・インデックス・バランスファンド
複数の商品を購入しなくても、この投資信託1本で株式と債券を50%ずつ分散投資できるため、安定した運用を行いたい人に向いています。
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