毎月確実に貯蓄するための便利で有利な金融商品を利用する
毎月一定額を貯蓄するのに誰にでも有効なのが、銀行の「積立定期預金」です。
会社員で勤務先に「財形貯蓄」や「社内預金」制度があるなら、これも選択肢に入れます。
さらに「つみたてNISA」を加えると、株価の上昇などによる資産増加の可能性があります。
「確定拠出年金」は老後資金の準備に利用できますが、60歳までは引き出せないので、20~30代の若い人や貯蓄が少ない人は、積み立ての全部を集中させないほうが賢明です。
いずれも毎月一定額を積み立てられるので、定期預金と「つみたてNISA」を1対1の比率で組み合わせるなど検討しましょう。
貯蓄プランの立て方
金融商品には様々なものがありますが、どの金融商品を利用するかは優先順位を考えることが大切です。
一度にあらゆる金融商品を利用しようとすると、貯蓄する分のお金が家計を圧迫してしまいます。
〇貯蓄プラン
【STEP1】
まず、生活費の3~6か月分のお金を貯めます。
先取り貯蓄で収入の2割を積立定期(会社員・個人事業主の場合)や財形貯蓄など(会社員の場合)にまわします。
【STEP2】
積立定期預金や財形貯蓄などでお金が貯まったら(生活費の6か月分以上が目安)、つみたてNISAや個人型確定拠出年金を検討するとよいでしょう。
月々貯められる金融商品
マイペースに貯蓄するためには、自分に合った金融商品選びからスタートしましょう。
自分に適したものを以下の中から選ぶとよいでしょう。
特に積立定期預金は貯蓄癖がついていない人にも有効です。
1.貯蓄癖がついていないにオススメ「積立定期預金」
毎月決まった積立日に、毎月決まった積立金額を普通預金口座から自動積立をします。
積立期間は任意に決められます。
毎月の積立金のほかにボーナスなど臨時の賃金を上積み預金することも可能です。
・申込先:銀行
給与振込銀行に給与振込日の直後に積立日を設定します。
2.会社に財形貯蓄制度がある人にオススメ「財形貯蓄」
会社が社員のために、賃金から一定の金額を天引きして貯蓄してくれます。
・申込先:勤務先
勤務先が提携する金融機関が提供する商品から選びます。
3.老後資金を貯めたい人にオススメ「確定拠出年金」
企業(企業型確定拠出年金)や個人(個人型確定拠出年金iDeCo)が毎月一定額をかけて運用する年金です。
・申込先:企業型は勤務先、個人型は自分で金融機関を選択
企業型は勤務先の規定により利用します。
個人型は限度額内で毎月の掛け金を選択します。
4.会社に社内預金制度がある人にオススメ「社内預金」
希望する従業員の給与の1部を預かり、会社が管理するしくみで、福利厚生の一環です。
・申込先:勤務先
勤務先の規定を確認して申し込みます。
5.積み立て投資に興味がある人にオススメ「つみたてNISA」
積立投資で得た利益が20年にわたり非課税になる制度です。
・申込先:銀行・証券会社・郵便局などの取扱金融機関
年間の積立限度額は40万円です。
つみたてNISAは年間の積立額に40万円という上限があり、個人型確定拠出年金も立場により投資できる限度額があることに注意しましょう。
インターネット定期も積立にできる
インターネットバンキングの定期預金でも、銀行によっては積立もできます。
金利が高い銀行では100万円を預けた場合、1年定期で0.25%、3年定期で0.35%など、メガバンクの1年定期0.002%、3年定期0.002%と比較とするとかなり高いのが特徴です。
(年率、税引前、金利は2020年11月現在)
また、ボーナス時期などにキャンペーンで金利がアップする銀行もあります。
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