無理のない額をコツコツ積み立てる
働いていて毎月収入のある人が、貯蓄の土台としたいのが、銀行の「積立定期預金」です。
給与振込銀行で行えば、毎月自動的に、決まった日に決まった金額が、普通預金から積立定期預金に貯まっていきます。
毎月最低積立額は5,000円以上や1万円以上など、銀行によりさまざまです。
無理のない額に設定するのが長続きさせるポイントです。
ボーナス月に増額したり、余裕があるときに随時入金したりするとよいでしょう。
普通預金の残高が足りないと積み立てされないので、積立日は給与振込日の直後に設定しておくと安心です。
自動積立定期預金のしくみ
銀行によって積立期間やまとめ機能等は異なります。
あらかじめ決めておいた期日に預金をひとまとめにして1本の定期預金にするタイプもあります。
○自動積立定期預金(例)
【まとめ機能がある場合】
1本の定期預金にまとめる「まとめ日」を設定します。
一年定期、期日指定定期などを使います。
まとめておくと解約の際にラクになります。
【積立期間には2タイプがある】
①申し出がない限り無期限に積み立てが継続されるタイプ
② 5年など期間を決めて積み立てるタイプ
最低預入金額や積立期間は銀行によって違うので、給与振り込み銀行の自動積立のしくみを確認しましょう。
積立額ごとの貯蓄達成額
以下の表は1回あたりの積立額ごとに、達成額を示しています(利子を含まず)。
青字は100万円越えを達成する年を示しています。
1回あたりの積立額 |
回数 |
1年 |
2年 |
3年 |
4年 |
5年 |
1万円 |
毎月1回分で年合計12回分 |
12万円 |
24万円 |
36万円 |
48万円 |
60万円 |
ボーナス時に2回分追加で年合計16回分 |
16万円 |
32万円 |
48万円 |
64万円 |
80万円 |
|
1.5万円 |
毎月1回分で年合計12回分 |
18万円 |
36万円 |
54万円 |
72万円 |
90万円 |
ボーナス時に2回分追加で年合計16回分 |
24万円 |
48万円 |
72万円 |
96万円 |
120万円 |
|
2万円 |
毎月1回分で年合計12回分 |
24万円 |
48万円 |
72万円 |
96万円 |
120万円 |
ボーナス時に2回分追加で年合計16回分 |
32万円 |
64万円 |
96万円 |
128万円 |
160万円 |
|
2.5万円 |
毎月1回分で年合計12回分 |
30万円 |
60万円 |
90万円 |
120万円 |
150万円 |
ボーナス時に2回分追加で年合計16回分 |
40万円 |
80万円 |
120万円 |
160万円 |
200万円 |
|
3万円 |
毎月1回分で年合計12回分 |
36万円 |
72万円 |
108万円 |
144万円 |
180万円 |
ボーナス時に2回分追加で年合計16回分 |
48万円 |
96万円 |
144万円 |
192万円 |
240万円 |
|
4万円 |
毎月1回分で年合計12回分 |
48万円 |
96万円 |
144万円 |
192万円 |
240万円 |
ボーナス時に2回分追加で年合計16回分 |
64万円 |
128万円 |
192万円 |
256万円 |
320万円 |
|
5万円 |
毎月1回分で年合計12回分 |
60万円 |
120万円 |
180万円 |
240万円 |
300万円 |
ボーナス時に2回分追加で年合計16回分 |
80万円 |
160万円 |
240万円 |
320万円 |
400万円 |
早く貯めたいときの方法は?
自動積立定期は放っておいても自動的に貯まっていきますが、より効果的に貯める方法もあります。
①ボーナス月に増額する
ボーナスがある人は、ボーナス月に1~3ヶ月分を増額すると貯まるスピードがアップします。
②余裕があるときに随時入金する
余裕がある月や臨時の収入があったときに随時入金して貯蓄額をプラスします。
③財形+自動積立を組み合わせる
会社員で財形貯蓄を利用できるなら並行して利用します。
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