配当金や株主優待を重視!|売却益を後回しとする株式投資のススメ!

投資の種類

円安や米国景気の復活の影響もあり、日本企業の利益が大きく伸びたことで、配当を増額する企業も増えています。

さらに、ROEなどの指標を重視して選定されるJPX日経インデックス400の影響もあり、企業が保有する現金を株主に還元する傾向がますます強くなっています。このような背景に加えて、年初から株価が軟調に推移したことで、3%を超える利回りの株が増加してます。

株式投資というと、「安く買って高く売る」ことで得られる売却益に目が行きがちですが、株式投資においても、債券の利子などのように、「保有すること」で得られるメリットもあります。「配当金」と「株主優待」がそれに当たります。

株式投資のメリットとは?

株を買う最大の魅力は、株価の値上りによる「値上がり益」ですが、それ以外にも株主になることで「配当金」や「株主優待」などを受取ることができます。

株式投資のメリット
売却益 株式を「安く買って高く売る」ことで得られる利益
配当金 企業が利益を上げて株主に分配する「配当金」
株主優待 持ち株数に応じて企業が自社製品や優待券などを株主に提供する「株主優待」 ※実施していない企業もある

優待株で株式投資

1.優待株の魅力

長期投資で銘柄を選ぶ際のポイントとして、高配当株の次に挙げられるのが優待株です。配当だけを行っている企業もあれば、配当と株主優待の両方を行っている企業もあります。最近は株主還元策に積極的な企業が増えています。

自社株を長期保有してもらえるように新たに優待制度を導入したり、更に強化して株主へアピールする企業が増えています。

2.株主優待とは

「株主優待」とは、企業から株主への特典のことです。株主優待には、その企業の特色が強く現れます。配当と同様に株主に与えられる権利ですが、配当との違いは企業利益の一部をお金ではなく「モノ」で還元していることです。

そのため、「モノ」や「サービス」を扱っている企業が優待制度を多く導入しています。一般的には自社の商品や割引券などが多いですが、クオカードや図書カードなどの金券や名産品など優待品は企業によって様々あります。

このように優待制度の拡充により長期保有する個人株主が増えることで株価が安定するため、企業・株主双方にとってメリットがあるといえます。

3.優待株の選び方とは?

(1)配当金と優待内容で考える

配当金と株主優待の両方がある場合、それぞれ別々に考えるのではなく、配当と優待を合わせた金額が株価に対してどのくらいあるかを考えます。株価がその金額に対して割安であれば、数年間株式を保有しているだけで投資額を回収できることもあります。

(2)優待株の買付タイミング

優待株は「権利付最終日」に向けて株価が上昇し、その翌営業日の「権利落ち日」から売られ始めて下落する傾向があります。そのため、「権利付最終日」間近に買付けると高値掴みになる可能性があるので注意が必要です。

また、「権利付最終日」を過ぎてからのしばらくの期間は株価が比較的上がりづらいのですが、この時期が安く買えるタイミングといえるかもしれません。

優待株の値動きは大まかなパターンがあるので買付ける際には、上手にタイミングを狙うということもポイントになります。

売却益と配当金のどちらを重視して株式投資を行なうべきか?

株価にこだわらず、配当金という名のインカムゲインを長年受け取り続けるのは「勝ち組の戦略」といえます。銀行にお金を預けてわずかな利息を受け取るよりも、配当金狙いの投資を行なった方が不労所得は大きくなります。

安定配当を支払う株も数多くあるので、安定配当狙いで株を購入する戦略は現在でも通用します。しかし、総合的なリターンを見ると、やはり売却益を重視した方が儲かります。

配当金狙いの投資を実行する場合、ビジネスモデルが安定している株を長期投資するのが良いでしょう。逆に売却益を狙いたい人はかなりハードルが高くなりますが短期売買を実行し、後の値上がりが期待できる成長株を買う戦略になります。

安定収入を確保する「配当金」を重視した方法も良い戦略です。配当金狙いで買った株の株価が向上し、結果的に売却益を得るパターンも数多くあるからです。

売却益だけにこだわらず、配当金という要素も加味して株式投資を行なえば株式投資の勝率を高めることができます。仮に持ち株に含み損が発生しても配当金でカバーすれば良いと考えれば、柔軟に戦略を切り替えることができるので配当金は無視できない存在です。

ただし、配当金狙いの投資だと投資資金が多くないと効力が薄いので、「勝ち組の戦略」になります。少ない投資資金で大きく儲けるとしたら、やはり売却益を重視するしかありません。

配当金重視の長期投資をすれば売却益を得ることが多い

配当金を受け取りつつ、株価の向上を待つのが長期投資の基本になります。結果的には売却益の方が多くなるパターンがほとんどですが、配当金を重視すると様々な戦略を使いこなすことが可能になります。

配当金狙いでディフェンス株を買い、結果的に株価が値上がりした場合、株を売却して利益を得ることも可能です。仮に買付直後に大きな含み損を抱えても配当金狙いの投資であるため慌てる必要はありません。

長期投資を実行すればいつか株価は回復する可能性が高いので、配当金の多い株を買付することは戦略上有利に働きます。

株を長期間保有すれば配当金を継続して受取、結果的に配当金の累計金額が多くなるという基本原則を理解していれば、含み損に怯える必要はなくなります。多大な含み損を抱えてしまったとしても、配当金収入でカバーすれば良いのです。

配当金を待つ間に株価が回復することもよくあるため、配当金を心の支えにするのがオススメの投資スタイルです。よって売却益は後回しでもよいという考えに至るのです。

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【下段】

将来お金の不安をなくすためにできることとは?

将来的にお金の不安をなくすには、貯蓄を増やすことも大切ですが、ただ、貯蓄を漫然と続けているだけでは、お金が貯まることはあっても増えることはありません。足し算だけではなかなか資産は増えません。

貯蓄を始めることはもちろん悪いことではないし、大切なことですが、お金持ちは積極的に投資を行っていることを肝に銘じておく必要があります。

超低金利の時代に、2%、3%の金融商品を探そうとすれば、投資信託や株式といった投資商品にならざるを得ないでしょう。投資をすることはお金を増やす上では避けては通れないものと認識する必要があります。

平均寿命が延びてくると、定年退職後の収入を年金と貯蓄に依存するだけは不安を抱えながら生活することになります。投資で資産を増やすことが必要になってきます。お金の不安を解消して、老後を安心して暮らしていくために投資などにぜひ挑戦してみてください。

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