老後2000万円を達成するには?|コツコツと計画的に貯める方法

老後に備える

財形貯蓄+ iDeCoなどをいくつか組み合わせる

老後資金を準備する専用口座に「確定拠出年金」があります。

個人型(iDeCo)は、20歳以上であれば原則利用可能です。

月額の掛け金には上限があるので、他の方法も組み合わせるのが増やすコツです。

会社員であれば財形貯蓄がオススメです。(ただし、会社が導入の場合)。

また、立場を問わず利用しやすい銀行の積み立て定期預金は、預けたお金が保障されるので安心です。

ただ、金利が低いので、老後まで時間がある若い世代であれば、少しリスクを取って「つみたてNISA」で運用する方法も検討してみるとよいでしょう。

個人年金保険は現在金利が低く、保険会社の費用を引かれるので、早期に中途解約すると元本割れします。

子育てや住宅購入のめどが立ち、金利が上がっていれば検討するとよいでしょう。

老後資金を積み立てる

毎月コツコツと罪立てていくものを紹介します。

元本保証や税金の扱いなどにも着目しましょう。

1.個人型確定拠出年金(iDeCo)

定期預金や投資信託で毎月積み立てます。

(1)メリット

現役時代は節税になり、老後の受け取り時も税金が優遇されます

(2)デメリット

60歳まで引き出せず、また、投資信託を選んだ場合は元本の保証がないので利用には注意が必要です。

2.財形年金貯蓄

勤務先を通して、毎月積み立てます。

(1)メリット

年金として60歳以降に引き出した場合は、利息にかかる税金が非課税になります。

仮に会社が倒産しても続けられます。

(2)デメリット

年金以外の目的で引き出すと、非課税の特典がなくなります。

3.積立定期預金

銀行に申し込んで毎月積み立てます。

(1)メリット

積み立て額や振替日を自分で選択できます。

また、元本割れしないので安心して資産を増やすことができます。

(2)デメリット

現在は金利が低く、税制面での優遇はありません。

4.つみたてNISA

年40万円を上限に、毎月投資信託で積み立てることができます。

(1)メリット

利益にかかる税金が20年間非課税になります。

(2)デメリット

投資信託は値動きするので元本の保証がありません。

個人年金保険に加入する

個人年金保険とは、保険料を払い込んで、老後に年金として受け取るものです。

受け取り期間、保険料の支払い方法などにいろいろなバリエーションと組み合わせがあります。

個人年金保険は、原則として加入時の金利が満期まで適用される固定金利です。

つまり、金利が高くなった時点で加入するとおトクになります。

確定年金の受取期間は5年、10年など選べます。

多くの商品がありますが、近年増えている外貨建ての個人年金保険は、為替変動による元本割れリスクがあるので注意しましょう。

1.受け取り期間

(1)確定年金

10年などの一定期間、年金を受け取る方法になります。

(2)終身年金

生きている限り年金を受け取れますが、その分、保険料が高くなります。

2.保険料の支払い方法

(1)月払い、半年払い、年払い等

コツコツと計画的に保険料を支払うことができます。

(2)一時払い

まとまったお金が必要になりますが、その分保険料が安くなります。

3.年金の受取額

(1)定額個人年金

自分で選択した年金額を受け取ることができます。

(2)変額個人年金

運用実績に応じて、受け取る年金額が変動するため、注意が必要です。

シニア割引+特典を使っておトクに暮らす

スーパーやホテル、娯楽施設等のシニア特典は、最近では50代も対象となりつつあります。

シニアならではの特典や割引等のサービスを賢く利用して、おトクに暮らしましょう。

1.行政

(1)免許返納特典

自動車運転免許証自主返納すると受けられる特典があります。

自治体によって特典内容は異なりますが、路線バスが半額になるなど、おトクになるケースがあるのでチェックするとよいでしょう。

(2)高齢者ボランティアポイント制度

イベントの手伝いなど、指定されたボランティア活動をすることでポイントが貯まり、現金や協賛企業の商品と交換できる等の特典を受けられます。

2.交通機関

(1)ANAのスマートシニア空割・JALの当日シルバー割引

いずれも満65歳以上が対象で、国内線を8,000円からとおトクに利用できますが、予約はできず、当日空席がある場合のみ利用可能です。

(2)JRジパング倶楽部

男性満65歳以上、女性満60歳以上が対象で、入会すると(入会金:個人会員3,770円、夫婦会員6,290円)、全国のJR線の切符が年間20回まで最大30%割引などの特典を受けられます。

3.スーパーの電子マネー

(1)イオンG.G WAON

55歳以上で入会できるG.Gイオンカードが対象で、毎月15、20、30日が5%オフになります。

(2)イトーヨーカドーシニアナナコ

60歳以上が対象で毎月8、15、18、25、28日が5%オフになります。

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