会社員以外に個人事業主や副業などでお金を稼ぐスタイルも今や珍しくありません。
それぞれどんなメリットがあるのか整理してみましょう。
働き方が変わればお金の稼ぎ方もガラリと変わる
近年は個人事業主(フリーランス)や副業を始める人の割合も増え、以前と比べて働き方は多様化しているといわれています。
これはつまり、お金を稼ぐ方法も多様化しているということです。
では、個人事業主や副業は、会社員としてのお金の稼ぎ方とどのような違いがあるのでしょうか?
まず、会社員から見ていくと、収入が安定していることが一番のメリットです。
たとえば、体調を崩して数日会社を休んでも、有給休暇が残っていれば欠勤中の分も賃金を受け取ることができます。
また、出産や育児で休職中も標準報酬月額に応じた出産手当金や育児休暇給付金が支給されるなど、社会保障が手厚い点も魅力です。
その他、会社単位や部署単位での取引を行うため、個人事業主と比べて業務の規模や領域が大きい、という特徴も挙げられます。
一方でデメリットは、組織内の足並みを揃えて業務にあたるため、休暇や勤務時間について自分の意思だけでは決められないケースがあります。
次に個人事業主について見ていくと、一番の魅力は自分の裁量で仕事のペースや分量を決められる、という点です。
端的にいえば、多く稼ぎたいときは受注量を増やしたり、単価の高い仕事だけを引き受けるといった決断ができます。
また、会社で経費と認められていなかった交際費が個人事業主では確定申告で経費の対象になるなど、節税面でも会社員とは異なる申告ができる利点があります。
逆に主なデメリットは売り上げ次第で収入減・倒産のリスクがある点が挙げられます。
副業のメリットは、会社員のまま空いた時間を活用して収入アップを目指せる点です。
もちろん所属先の規定にもよりますが、手早く収入をプラスできる点は大きな魅力です。
ただし、副業にばかり時間や体力を割いていると、本業や体調に影響が出る恐れがあります。
このように働き方が変われば、お金の稼ぎ方も大きく異なります。
稼ぎ方はこの3つ
1.会社員
(1)メリット
- 収入は安定する
- 社会保障が手厚い
- 関われる業務の規模が大きい
- 社内外のコネクションを開拓できる
(2)デメリット
- 自分の判断で仕事をコントロールしにくい
- 個人スキルが見えにくい
- 組織内のルールや規律が多い
2.個人事業主(フリーランス)
(1)メリット
- 自分の裁量や能力で大幅な収入アップを期待できる
- 必要な支出は経費となる
- 働くペースを自分で管理できる
(2)デメリット
- 廃業や倒産リスクを直に引き受ける
- 社会保障が手薄
- 経理や営業など本業以外の作業が増える
3.副業
(1)メリット
- 空いた時間を効率的に使って収入アップを目指せる
- 収入が途絶えるリスクがない
- 会社員の社会保障を確保できる
- 個人としてのスキルを伸ばせる
(2)デメリット
- 働き方次第で本業への影響がある
- 確定申告の手間がかかる
- 会社との関係に配慮が必要
働き方や収入は自由に選べる
会社員は安定した収入を得られるのが大きなメリットです。
しかし、もっと収入を増やしたいと思ったときは、昇給以外にも転職や開業など働き方を大きく変える選択肢もあります。
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