社会保障制度とは?|知ってトクする制度の種類とその利用方法とは?

保険の基礎

社会保障制度は、病気・老齢・死亡・出産・ケガ・失業・介護・貧困などが原因で「国民の生活の安定が損なわれた場合」に、国や地方公共団体などが一定水準の保障を行う制度のことです。

このように生活を守るセーフティネットの機能を持っており、生涯に渡って生活を支え、基本的な安心を与えています。

充実している社会保障制度ですが、中には知らないと受けられない制度もあります。

これから生活していく中で社会保障制度を知るのはとても重要なことで、知らないと損をすることになるので必ず押さえておきましょう。

困ったことが起きたときも支えあって乗り越える

病気になったりケガをしたり、失業したりなど、人生では時折、予想外のことが起きます。

また、寿命が長くなったことはうれしいことなのですが、生活を維持するために高齢になっても生活費を稼ぐために働き続けることは大変です。

このような状況に備えるために、日本には社会保障制度があります。

社会保障の中でもその中心になるのが社会保険で、多くの人が関係しています。

原則として日本に住んでいる人は加入し、いざというときに備えます。

ただし、社会保険だけでは賄えない部分があるため、社会保険でカバーされる範囲を知った上で、足りない部分は自分の貯蓄や民間の保険で備えておきましょう。

日本の社会保障制度

日本の社会保障制度は「社会保険」「社会福祉」「公的扶助」「公衆衛生」がありますが、生活者に給付されるお金の9割は「社会保険」でとても重要な位置付けです。

これらの社会保険制度は国民の「安心」や生活の安定を生涯にわたって支えます。

1.社会保険

国民が病気・ケガなどの際、一定の給付を行う強制加入の制度です。

(1)医療保険

  • 健康保険:会社員、公務員など
  • 国民健康保険:個人事業主など
  • 後期高齢者医療制度:75歳以上の人

(2)年金保険

  • 老齢基礎年金
  • 老齢厚生年金:会社員、公務員など

(3)労働保険

  • 雇用保険
  • 労災保険

(4)介護保険

40歳以上の人が加入

2.社会福祉

障害者・母子家庭などへの公的な支援を行う制度

  • 社会福祉
  • 児童福祉

3.公的扶助

生活困難者に最低限の生活を保障し、自立を助けようとする制度

4.公衆衛生

国民が健康に生活できるように予防や衛生を行う制度

保険相談

いざというときに使える社会保険

急な病気やケガ、勤務先の倒産などで途方に暮れることがないようとは限りません。

そのようなときに役立つ社会保険を知っておきましょう。

1.病気やケガをした場合【医療保険/労働保険】

病気・ケガをして医療機関にかかったとき、病気・ケガが原因で働けないときなどに給付されます。

  • 高額療養費
  • 傷病手当金
  • 労災保険

2.失業や休業した場合【労働保険】

倒産・解雇などのより失業した人、自発的に離職した人で求職している場合、育児や介護で休業中に給付されます。

  • 雇用保険
  • 育児休業給付金
  • 介護休業給付金

3.子どもが生まれた場合【医療保険】

出産・育児の際に一時金や手当金などが支給されます。

  • 出産育児一時金
  • 出産手当金

4.障害を負った場合【年金保険】

障害の程度に応じて一定の金額が支給されます。

  • 障害基礎年金
  • 障害厚生年金

5.働き手が亡くなった場合【年金保険】

遺族に支払われる年金がありますが、受給要件があります。

  • 遺族基礎年金
  • 遺族厚生年金

6.65歳以上になった場合【年金保険】

65歳からは老齢給付が受けられます。

  • 老齢基礎年金
  • 老齢厚生年金

社会保険制度の基本ルール

社会保険制度での保障は立場により違いがあります。

また、給付は一定の範囲内ですから、自分でも蓄えておくことが必要になります。

1.保険料の納付が必須

自分で払う保険料は加え、一部は税金で賄われています。

保険料を納めないと貰う権利がなくなります。

2.立場により受けられる給付が違う

傷病手当金や育児休業給付金は会社員のみです。

立場によって加入する社会保険が異なり、給付も異なります。

3.社会保険以外は税金から給付

社会福祉・公的扶助・公衆衛生は税金から給付されます。

社会福祉・公的扶助は条件を満たす人のみが対象の最低限の保障が受けられます。

4.自助努力も必要

社会保険からの給付は一定の範囲に限られ、困ったときのすべてを賄うことは難しいです。

まとめ

社会保障制度は生活する上で知っておくべき大切な制度です。

社会保障制度の中には、「社会保険」「社会福祉」「公的扶助」「公衆衛生」があり、その中でも「社会保険」が大部分を占めます。

「社会保険」はいざというときに利用できる制度が多くありますので知っておくとよいでしょう。

多くの人が、こうした社会保障制度を知らずに民間保険に入ってしまい、気付かないうちに大きく損をしているので注意しましょう。

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