車を借りる生活スタイルが一般化!|月2、3回利用ならカーシェアがお得

お金を使う

車の持ち方・使い方の選択肢が増えている

車を持たない人が、特に若い世代で増えているようです。

車を持つにはかなりのお金がかかるし、公共交通機関が発達した都心では、そもそも必要性を感じない人もいるでしょう。

一方、「持つ」よりも安く「使う」ことを重視したカーシェアリングが普及してきています。

頻繁に利用しないなら、そのほうが安く済みます。

また、数年おきに新車に乗り換えたい人や自分で所有することにこだわらない人なら、個人向けのカーリースを利用すると費用を抑えられるでしょう。

車は何度か買い替える必要がありますから、その際の出費も加えると、一生のうちの車に関連する出費は膨大なものになります。

車にかかるコストはどんなものがあるのか

購入時の諸費用や年間の維持費がどれくらいかかるか、試算しましょう。

自動車コスト

1.税金関係

(1)環境性能割

燃費性能に応じて、登録車は0~3%、軽自動車は0~2%課税されます。つまりは、燃費のいい車ほど税が軽減される仕組みで、たとえば、電気自動車は非課税(0%)です。

(2)自動車重量税

新規登録時と車検時に払います。

車の重さ(軽自動車は一律)により異なり、年間4,100円~2万4,600円です。

なお、エコカーには重量税の免税や軽減があります。

(3)自動車税

毎年かかる税金で、車の大きさ(排気量)により年間3万円~10万円くらいかかります。

(4)消費税

購入時の本体価格の10%かかります。

2.保険関係

(1)自賠責保険

保険期間にもよりますが、年間1万2,000円程度かかります。

(2)任意保険

運転者の年齢、保険会社、保障内容、車種などにより異なりますが、年間5万円~20万円くらいかかります。

3.その他経費

(1)駐車場代

駐車スペースがある戸建てなら不要になりますが、マンションや賃貸住宅の場合、別途かかります。

土地代が高い都心では月3万円~4万円かかるところもあります。

(2)ガソリン代

車種や走行距離、物価により差が大きくなります。

(3)消耗品

エンジンオイル、バッテリー、タイヤなどの交換費用が該当します。

車は購入しなくても使いこなせる

車は費用だけでなく生活スタイルによって持ち方が違ってきます。

車の利用方法別の特徴
 

購入

カーリース

カーシェアリング

レンタカー

特徴・使い方など

・自分で購入して所有する。

・乗りたい車を選んで一定期間借りる(年単位)

・複数の車を会員で共同利用。

・数時間単位か1日単位で借りる。

費用

・新車は軽自動車なら100万円程度から。

自家用乗用車は150万円~300万円、高級車ならさらに高額。

・毎月リース料を支払う。

リース代に自動車税なども含まれる。

・会社、車により月間1万5,000円~5万円程度。

・ガソリン代、自動車保険等も会費に含まれる。

・会社によるが月会費1,000円、15分200円など。

・車種により、6時間まで4,000円~1万円程度。

メリット

・通勤、買い物など、いつでも必要なときに乗れる。

・リース期間が過ぎたら別の車に乗り換えられる。

・契約終了後、買い取ることも可能。

・まとまった出費の心配がない。

・月々の会費と利用した分の支払なので安い。

・日常生活で短時間、車を使える。

・休日の外出、旅行、旅先でのドライブなどに便利。

デメリット

・購入時、保有中の費用が高い。

・駐車場が必要。

・駐車場が必要。

・任意保険は自分で加入する。

・自宅の近くにカーステーションがないと使えない。

・返却の手間がかかる。

・希望の車がないこともある。

車の使い方が変わった

車の維持費は、駐車場代や重量税などの税金、保険代など、意外とかかります。

カーシェアリングなど、車を所有しない生活を支えるサービスが増えています。

カーシェアリング車両台数と会員数の推移

出典:公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団「わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移」(2020)

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