株式や投資信託が買える 利用は1人1口座
「NISA」は2014年から始まった個人投資家のための少額投資非課税制度です。
NISA口座内で得た株式や投資信託の利益が非課税になります。
投資で得た利益には税金がかかるので手取りは約80%になりますが、NISA口座を使うと全額自分のものになります。
通常の「NISA」に加えて、未成年者対象の「ジュニアNISA」、積立専用の「つみたてNISA」もあります。
60歳まで引き出せない確定拠出年金とは異なり、「NISA」と「つみたてNISA」は、購入後はいつでも売って現金として資金を引き出せます。
売らずに持ち続けることもできます。
「ジュニアNISA」は保護者が運用し、18歳までは引き出せません。
NISAは利用価値が高い!
値上がり益や配当金などに税金がかからないので、利益が大きいほど非課税のメリットが大きくなります。
なお、一般口座の場合は値上がり益や配当金・分配金などの利益に対して、税金がかかります。
NISA口座の場合は利益があっても非課税になりますが、一般口座の場合、以下のように税金が課せられます。
10万円(利益) × 20.315%(税率(※)) = 20,315円(税額)
※所得税と復興特別所得税15.315%、住民税5%
NISA口座は利益があったときは非課税のメリット享受できますが、値下がりして、損失が発生した場合の税制優遇のメリットはありませんので注意が必要です。
どのNISA口座を利用すればよいか
株式投資が目的であれば、NISA口座またはジュニアNISA口座を利用、投資信託が目的であれば、どの口座でも利用できます。
3種類のNISA口座のうち利用できるのは1人1口座までなので併用はできません。
ただし、1年単位でそれぞれのNISAに切り替えることは可能です。
種類 |
対象 |
内容 |
NISA |
満20歳以上 |
株式と投資信託のいずれも買える |
つみたてNISA |
満20歳以上 |
専用の投資信託から選ぶ |
ジュニアNISA |
19歳まで |
株式と投資信託のいずれも買えるが、運用は保護者が行う |
※NISAは口座開設期間と非課税期間が限定されている制度です。
使わなかった非課税枠は翌年に繰り越せないので注意が必要です。
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