外貨や海外資産への投資は為替リスクに注意
外貨預金は円を外貨に換えて預金するもので、利息も外貨でつきます。
円に戻して受け取る際には、為替レートの影響を受けます。
預入時よりも円安なら利息に加えて為替差益を得られますが、円高なら為替差損が出ます。
為替差損が利息を超えると元本割れということになります。
また、預入や解約時の為替レートには為替手数料が含まれているので、為替手数料分以上の利益が出ないと元本割れになります。
海外の株式や債券に投資する投資信託の場合は、株式や債券の値動きに加え、売却時の為替レートにより損益が決まります。
海外資産への投資は購入時より売却(解約)時に円高なら損失、円安なら利益が出やすいという性質があります。
海外資産の投資は円安で利益・円高で損失
海外資産を活用した投資の場合は、為替レートの変化によって、その損益も変わってきます。
1.為替レートとは?
為替レートとは、円と米ドルなどの二国間の通貨を交換するときの取引価格(交換比率)のことです。
たとえば、昨日は1ドルが105円で交換できたものが、今日は104円での交換となったというように、交換レートは刻々と変化していきます。
2.外貨預金
両替時の為替レートには為替手数料が含まれます。
※上記の図は税金を考慮していない
3.海外資産を対象にした投資信託
投資信託の価格は、その時点の為替レートで円換算して示されています。
※上記の図は税金を考慮していない
FXも為替差を利用した投資
FX(外国為替証拠金取引)は米ドルやユーロなどの外国通貨を売買して、買ったときと売ったときの為替差で利益を出そうという金融商品です。
元本の最大25倍の取引が可能なのでリスクも大きくなります。
リスクは大きいが短期間で大きな利益を得たい場合に利用する商品で、コツコツと老後資金を育てるという長期投資には不向きの商品といえます。
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