老後の貯金の使い方|お金の使い方は老後を3つのステージに分けて考える

マネー全般

「人生100年時代」と言われるようになり、老後の過ごし方への関心がより一層高まっています。また「iDeCo(個人型確定拠出年金)」が始まったことも影響しているようです。65歳で定年を迎えても「老後」は35年間あります。

モデル世帯ケースのもらえる年金額は夫婦で年約260万円(月約22万円)。です。十分な貯蓄がなければ、年金だけでは生活費が足りず、貯蓄を取り崩すことになります。

老後のライフプランは、お金の使い方を考えたうえで、それに合わせた金融商品で運用する必要があります。

老後はお金の使い方の見直す

「お金の使い方」と言っても多くの人はピンとこないはずです。現役時代は、住宅購入や教育費など、まとまったお金が必要なライフイベントを考えればほぼ事足りました。

あとは毎月の収入の範囲で生活費をやり繰りし、ライフイベントや将来に備えて貯蓄をすればよかったからです。ところが、老後のお金の使い方は現役時代とは正反対です。

まとまったお金が必要になるライフイベントはほとんどない一方、公的年金だけでは生活費が少し足りず、賄えません。今までの経験を活かし、起業したり、フリーランスで収入を得られればよいですが、それには現役時代からの準備が必要です。

一般的には貯蓄を取り崩しながら生活していくことになるでしょう。しかも公的年金は2カ月分まとめて支払われます。現役時代のように単月で管理するのではなく、収入にあたる年金を2カ月で割って生活費を賄います。

サラリーマンだった人は、単月から2カ月管理に慣れる必要があります。年金だけでは生活費を賄えませんから、貯蓄を取り崩すことにも慣れなければなりません。老後は現役時代に準備してきた資金を刈り取る、つまり使う時期です。

貯蓄を取り崩すことに罪悪感を持つ必要はありません。ただ、計画もないままお金を使っていくのは感心しません。

お金を使うことも大事

老後のお金の心配が出てくると、お金を使うことに対して恐怖心が芽生えたり、切り詰めた生活をしようとしたりする人も多いです。しかし、せっかく頑張って稼いだお金ですから時には使うようにしましょう。

人間は死ぬ際にお金を持っていくことはできません。少しは贅沢をすることも忘れずに、旅行をしたり美味しいものを食べたり趣味に使ったりという時は持つようにしましょう。

あまりにもお金を使わないことにばかりとらわれるとストレスがたまりますし、生活がギスギスしてしまいます。

老後のライフプランとは

「人生100年時代」では、長生きすることで生活にお金がかかるリスクなどを考える必要があります。そこで、お金の使い方のベースになるライフプランが必要になるのです。

万人に共通した老後のライフプランはありませんが、老後資金の一つの「財布」で管理するより、複数の財布に分けて管理する方が、ストレスなくお金を使うことができるケースが多いようです。

老後を三つのステージに分けて考えてみましょう。65~75歳までの第1ステージ、76~85歳までの第2ステージ、86歳以降の第3ステージに分けます。

分ける際は、65歳時点の全資金を3等分するのではなく、第一ステージに40%、第2ステージに30%、第3ステージに20%-などと、より年齢が低い時期を厚めに配分します。年を重ねるまでは健康で体力もあり、使うお金も多くなります。

より高齢の第3ステージの配分を少なくするのは、第1、2ステージよりお金を使わなくなり、その間に資産運用もできるため、運用益を稼ぐことができるからです。運用といっても、株取引など知識を必要とする方法もあれば、銀行に預けっぱなしの運用方法もあります。

資産を運用するためには、元手は多い方が良いと言われています。このように敷居が高い資産運用もあれば、楽に始められる方法もあります。まずはさまざまな運用方法があることを知ったうえで、自分の財産の種類や額に見合ったものを取り入れてみると良いでしょう。

なお、複数の財布に分けて管理するのは、ここまでなら使っても大丈夫という「上限」をイメージするためです。各ステージに振り分けた資金は、期間内に無理に使う必要はなく、余らせても問題はありません。

老後のお金の使い方

老後のために用意したお金は、何に使うべきなのでしょうか。ほとんどは生活費や食費、医療費などに使われるものですが、遊興費や交際費、趣味の活動などに充てられることも多く、中には生活費を最低限に切り詰めて趣味に使っている方もいるようです。

老後の暮らし方や過ごし方は人それぞれです。 好きなことをして生きていきたいと思うのも、堅実で慎ましく一生を終えたいと思うのも自由です。配偶者や家族の同意が得られれば、好きなものにお金を使っても問題はありません。

若い頃できなかったことに挑戦するのも良いですし、たくさん寝る、たくさん癒されるといったリラックスにお金を使うこともできます。 老後は、若い頃にはなかった「自分の時間」が与えられます。

その時間をいかにして充実させるかが、お金の使い方に繋がるともいえます。家族で過ごすのも自分ひとりで過ごすのも自由です。お金だけに捉われるのではなく、本当の意味での心の充実を考えたライフプランを考えてみる必要があるといえます。

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将来お金の不安をなくすためにできることとは?

将来的にお金の不安をなくすには、貯蓄を増やすことも大切ですが、ただ、貯蓄を漫然と続けているだけでは、お金が貯まることはあっても増えることはありません。足し算だけではなかなか資産は増えません。

貯蓄を始めることはもちろん悪いことではないし、大切なことですが、お金持ちは積極的に投資を行っていることを肝に銘じておく必要があります。

超低金利の時代に、2%、3%の金融商品を探そうとすれば、投資信託や株式といった投資商品にならざるを得ないでしょう。投資をすることはお金を増やす上では避けては通れないものと認識する必要があります。

平均寿命が延びてくると、定年退職後の収入を年金と貯蓄に依存するだけは不安を抱えながら生活することになります。投資で資産を増やすことが必要になってきます。お金の不安を解消して、老後を安心して暮らしていくために投資などにぜひ挑戦してみてください。

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