家計管理に通帳を活用する|おおまかなお金の流れを把握するのに最適!

お金を貯める

通帳は毎月記帳して確認 家計簿代わりにもなる

お金を貯めるためにはまず、いくら入ってきて、何にどれくらい使っているかを知ることです。

毎月の支払いの引き落としは給与が振り込まれる銀行口座にしておくと生活用の口座となり、通帳を見るだけでおおまかなお金の流れが分かります。

給料日の後などに毎月記帳して、1ヵ月の入出金を確認しましょう。

ATMで引き出した現金や、クレジットカードでの支払いはレシートや明細書で振り返れば、何にお金を使ったか、ほぼつかめるでしょう。

先月の残高との差額が生活費の残ったお金です。

積立定期預金に回した分も記録されるので、今月いくら貯金できたかも把握できます。

普通預金通帳でおおまかな関係を把握できる

○普通預金通帳の例

定期的に記帳をしておくと、毎月、何にいくら使っているかというお金の流れが分かります。上手に活用するためのポイントを押さえておきましょう。

普通預金通帳

①及び⑤1ヵ月の生活の収支は?

(給与振込直前となる⑤の残高)−(①の残高)=(その月に残ったお金)。

毎月、先取り貯蓄しているなら、残ったお金が増えてなくてもOKです。

先月より減らないように意識しましょう。

②現金の無駄遣いをしていないか?

引き出してはいるけれど、何に使ったか分からない場合は要注意です。

食費、生活日用品など、何に使ったのかを通帳に記入してもよいでしょう。

③固定費をチェック

水道・光熱費は可能な範囲で検討します。

携帯電話などの通信は使いすぎていないかチェックし、料金設定の見直しをしましょう。

④クレジットカードの使いすぎ

クレジットカードは使用時に手元のお金が減らないので、使いすぎてしまう可能性があります。

毎月、しっかり確認・検討しましょう。

定期預金通帳の見方

定期預金に預けた場合、総合口座なら1冊の通帳で普通預金をまとめて管理できます。

普通預金とは別に専用の通帳を発行する銀行もあります。

商品の内容や利率、払戻日など、詳細が記載されているので見方を確認しておきましょう。

○定期預金通帳の例

定期預金通帳

①預金の種類

スーパー定期など、預金の種類と合わせて自動継続型、自動解約型といった満期時の取り扱いも記載されます。

②分離課税

定期預金の利息には税金がかかり、自動的に利息の20.315%が引かれる源泉分離課税の扱いとなります。

③支払いと継続

満期になり支払われると、次の行に支払日と金額が入されます。

なお、継続の場合は新たな預入れとなり、預入日と満期日が設定されます。

定期預金通帳の利率について

定期預金の通帳に記載されている利率は一年間預けたときの年利です。

期間3ヶ月の定期預金なら、

記載利率 × 3/12

が預け入れ期間に適用となる利率になります。

複数の定期預金を持っていて、その一部を解約したいときは、利率が高いものは残し、低いものから解約しましょう。

預金利息にも税金がかかる

お金を預けて利息が付くと、収入とみなされて税金がかかります。

所得税・住民税・復興特別所得税の合計で20.315%となります。

つまり、たとえば1,000円の利息がついても203円の税金が引かれて手取りは797円になります。

預金利息だけで計算し、銀行が税金を納めてくれます。

これを源泉分離課税といいます。

インターネット通常と紙の通帳のどちらを選ぶべきか

基本的にはインターネット通帳も紙の通帳も、同じものが記載されているので、自分が管理しやすい方でOKです。

ネット通帳なら記帳に行く手間が省け、24時間いつでも入出金や残高を確認できます。

ただし、閲覧期限があるので注意しましょう。

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