外貨投資による資産運用|為替変動だけでなく為替手数料にも注意!

投資の種類

海外旅行が身近になり、ニュースで頻繁に外国為替市場が報じられるなど、外貨建ての金融投資への投資に抵抗感のない人が増えているようです。

円安になれば輸出企業の採算が改善する思惑で株高になる反面、輸入原材料が値上がりして家計を圧迫します。逆に円高になれば、輸入原材料は安くなり、家計は値下がりの恩恵を受けます。為替の変動は生活に影響を与えています。

外貨預金への投資

外貨預金の場合、金利は各国の事情によって変化するものなので、いつでもどこでも日本より金利が高いわけではありませんが、長期にわたり低い水準が継続している日本と比較すると、金利の高い国が多いようです。しかし、金利だけに着目して通貨を選ぶのはオススメできません。どこの金融機関でどんな外貨商品を利用するかも大切なポイントです。

たとえば、米ドルに投資する場合ですと、円をドルに変えたり、ドルを円に戻したりするときには為替手数料がかかります。外貨預金では、大手銀行の窓口では円からドルへの交換時に1円、ドルから円への交換時に1円の為替手数料がかかるので往復で1ドルあたり2円かかります。インターネット専業銀行では、為替手数料は往復30銭という銀行もあります。

為替手数料は、同じ金融機関でも通貨によって異なります。大手銀行なら、往復でユーロは3円、英ポンドは8円、豪ドルは5円などです。

外貨MMFへの投資

預金ではなく、外貨で運用する投資信託の「外貨建てMMF (マネー・マーケット・ファンド)」もあります。外貨預金は預け入れ時に金利が決まっているのに対し、外貨MMFは実際に運用してみないとどれだけの利回りが得られるかわからない、実績分配型の金融商品です。過去の一定期間の実績から年換算した利回りが公表されているので、参考にできます。

近年では取り扱い通貨が減っていますが、米ドルの商品の場合、為替手数料は証券会社の窓口の場合、おおむね1往復1円、ネット証券の場合、50銭以下です。最近では外貨預金の手数料が引き下げられ、手数料でのMMFのメリットは小さいですが、外貨MMFの利回りは、運用する会社によってそれぞれ異なりますが、外貨預金に比べると高めになっていることが多いようです。

外貨投資の税制

税制面では外貨預金よりも外貨建てMMFへの投資が有利といえます。外貨建てMMFの分配金と為替差益は、上場株式等と同じ申告分離課税で税率は一律20.315%となり、上場株式等と損益通算できます。一方、外貨預金の利息は20.315%の源泉分離課税で、為替差益は雑所得で総合課税となり、仮に損失を被っても同じ雑所得内の損益通算しかできないからです。

外貨投資の収益は金利よりも為替変動で決まる

外貨建て商品はある程度円安にならない限り、収益がプラスになりにくいということです。投資する人が多い米ドルの外貨定期預金では、預入期間1年の商品の、ある日の大手銀行の金利は0.65% 。円をドルに変える為替レートは1ドル= 115円でした。仮に為替が全く動かなかったとしても、往復2円の為替手数料は必ず取られます。この時、2円の為替手数料の1ドルに対する割合を計算すると2円÷115円×100 = 1.739%になります。

0.65%の金利を得るために1.739%の手数料を払うということは、為替が動かないと収益はマイナス1.089%。

預け入れた途端に、元本を下回ることになるのです。満期時に、預け入れた時より2円円安になれば、やっと0.65%の収益を得られます。外貨建て商品の収益は、金利よりも為替の動きに大きく左右されることがわかります。

外貨投資の例

 

外貨預金

外貨建てMMF

普通預金

定期預金

投資金額

1通貨単位から

10万円相当額以上

10通貨単位以上

利回り

(米ドルの場合)

0.35%

0.65%(1年定期)

0.5%程度

為替手数料

(米ドルの場合)

1ドルあたり往復2円

1ドルあたり往復1円

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将来お金の不安をなくすためにできることとは?

将来的にお金の不安をなくすには、貯蓄を増やすことも大切ですが、ただ、貯蓄を漫然と続けているだけでは、お金が貯まることはあっても増えることはありません。足し算だけではなかなか資産は増えません。

貯蓄を始めることはもちろん悪いことではないし、大切なことですが、お金持ちは積極的に投資を行っていることを肝に銘じておく必要があります。

超低金利の時代に、2%、3%の金融商品を探そうとすれば、投資信託や株式といった投資商品にならざるを得ないでしょう。投資をすることはお金を増やす上では避けては通れないものと認識する必要があります。

平均寿命が延びてくると、定年退職後の収入を年金と貯蓄に依存するだけは不安を抱えながら生活することになります。投資で資産を増やすことが必要になってきます。お金の不安を解消して、老後を安心して暮らしていくために投資などにぜひ挑戦してみてください。

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