投資信託の選び方|投資初心者向けの商品絞り込みのポイントとは?

投資の種類

投資信託の特徴のひとつが、商品の種類が豊富であり、自身の投資スタイルに合う商品を見つけやすいことです。投資信託は、国内で設定・運用される商品だけでも 6,000本以上あり、種類が多すぎてなかなか選べないという人も多いのではないでしょうか。

どんな運用目的にも合致する万能な商品がありません。ここでは、購入する投資信託の絞り込みを行う際の目安になるよう、いくつかのタイプに整理しています。

何に投資しているか

投資信託は、投資されている国や資産によって、国内債券型、国内株式型、海外債券型、海外株式型に大きく分けられます。

債券と株式では、債券の方が価格の変動が小さくなります。国内と海外では、為替相場の影響を受ける分、海外の方が価格の変動が大きくなります。先に挙げた4つの中では値動きは国内債券型が最も緩やかで、反対に海外株式型が最も大きくなります。

主な投資対象
  国内 海外
債券 日本の公社債に投資 海外の債券に投資
・公共債(国債・地方債・政府関係機関債など)
・民間債(事業債・金融債など)
・外国の政府・企業・団体が発行する債券
・外貨建てで発行された債券
・外国の市場にて発行された債券
株式 日本の株式に投資 海外の株式に投資
・アクティブ型(市場平均以上の収益を目指す運用)
・インデックス型(各種指数に連動)
米国・欧州・新興国など
その他 ・不動産投資信託
・コモディティ(金・原油・ゴム・トウモロコシなど)

どのように運用しているか

投資信託は、運用スタイルによって「アクティブ型」と「インデックス型」に分かれます。ほとんどの投資信託は、設定時に運用のモノサシになる「ベンチマーク」を決め、ベンチマークに対してどのような値動きを目指すのかを定めます。

ベンチマークの例としては、日本の株式型投資信託の場合、日経平均株価やTOPIXといった指数がよく使われます。「アクティブ型」は、運用を行うファンドマネジャーが企業を調査・分析して株式を選び、ベンチマークの収益率以上の収益を目指すスタイルです。

アクティブ型は、さらにバリュー運用型とグロース運用型に分かれるものもあります。バリュー運用型は、今は過小評価され、株価が市場平均よりも割安な企業に投資します。いずれ割安さが注目され、株価が上昇すると見込まれるからです。

グロース運用型は、今後も高い成長が期待できる企業の株式を中心に運用されます。「インデックス型」はベンチマークの収益率を目標にした運用です。

いずれもメリット・デメリットのある運用スタイルなので、自身の利益の期待度とリスクの許容度を考えて、どちらの投資信託が合っているのか考えるとよいでしょう。

投資コストは?

投資信託は、購入するときや保有している間に手数料が必要になります。購入時にかかるのが「購入時手数料(ロード)」。近年では購入時に手数料がかからない「ノーロードファンド」も増えてきました。保有している間に必ずかかるのが「運用管理費用(信託報酬)」です。

専門家が投資信託の管理・運用を行う手数料、いわば手間賃です。運用管理費用は、私たちが直接支払うのではなく、投資信託を保有している間、日々投資金額の中から差し引かれています。

投資信託の価格(時価)を「基準価額」といいますが、基準価額は運用管理費用が差し引かれた後の、その日の価格になります。このほかのコストに「信託財産留保金」もありますが、かからない場合もあります。

投資コストをはじめ、3つのポイントは「交付目論見書」に記載されています。投資前に必ず読み、疑問があれば営業員に確認しましょう。

市場で売買できる投資信託

一般的な投資信託が、1日1回基準価額が決められるのに対して、基準価額がリアルタイムに変化し、株式のように市場で売買できる投資信託もあります。

ETF(上場投資信託)は株価指数、金価格、為替などに値動きが連動し、信託報酬などの運用コストも低いことから新たな運用商品として注目されています。

REIT(不動産投資信託)は投資家から集めた資金でオフィスビルなどの不動産に投資し、賃料収入や売却益などを投資者に分配する仕組みの投資信託です。

投資信託の募集方法

投資信託に単位型(ユニット型)と、追加型(オープン型)があります。単位型は最初に決められた期間しか購入できないのに対し、追加型は、原則的に投資信託の運用期間中はいつでも購入・換金が可能です。

また、投資信託によっては、「クローズド期間」があり、解約や売却ができない期間を設けていることがあります。投資する前に、希望する投資信託が自分の投資プランに合っているかどうか、購入タイミングや解約・売却タイミングを確認するようにしましょう。

このほかのポイントとして、定期的に収入を得たい場合は定期分配型を、資産を増やしたい場合は年1回ないし2回の決算型で、なるべく分配金を支払わないものを選ぶとよいでしょう。

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将来お金の不安をなくすためにできることとは?

将来的にお金の不安をなくすには、貯蓄を増やすことも大切ですが、ただ、貯蓄を漫然と続けているだけでは、お金が貯まることはあっても増えることはありません。足し算だけではなかなか資産は増えません。

貯蓄を始めることはもちろん悪いことではないし、大切なことですが、お金持ちは積極的に投資を行っていることを肝に銘じておく必要があります。

超低金利の時代に、2%、3%の金融商品を探そうとすれば、投資信託や株式といった投資商品にならざるを得ないでしょう。投資をすることはお金を増やす上では避けては通れないものと認識する必要があります。

平均寿命が延びてくると、定年退職後の収入を年金と貯蓄に依存するだけは不安を抱えながら生活することになります。投資で資産を増やすことが必要になってきます。お金の不安を解消して、老後を安心して暮らしていくために投資などにぜひ挑戦してみてください。

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