年金の金額だけでは不十分|不足する老後資金はどう対処すればよいか?

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高齢化社会を迎えている日本では、長い老後をどうやって生き抜いていくかが身近なテーマになっています。また、老後の生活において、年金以外に2,000万円が必要という話題をきっかけに、若い世代でも老後の心配をするようになってきました。

将来、どのくらい年金を貰えるのかというのは、定年後の生活設計をする上で、重要な問題です。貰える年金額は個々の年収や加入期間によって異なります。

一般的には国民年金だけの自営業者に比べて、国民年金と厚生年金の2階建てとなる会社員・公務員は受給できる年金額が高くなります。それでも将来貰える年金の支給額だげでは生活するのに不十分であるといわれています。

平均的に年金額はどのくらい貰えるのでしょうか。また、不足するといわれている老後資金はどのように対処すればよいのでしょうか。

国民年金・厚生年金平均受給額はいくら?

2018年度の標準的モデル世帯の年金額が厚生労働省から発表されています。1か月あたりの国民年金は6万4941円(老齢基礎年金(満額):1人分)、厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む 標準的な年金額)は22万1277円(64,941 円×2人+91,395 円)です。

この標準的モデル世帯とは、夫は平均的年収(平均標準報酬(賞与を含む月額換算)42.8 万円)で40年間会社に勤めて厚生年金に加入、妻は全期間を専業主婦として過ごし、2018年に老齢年金を受け取る世帯が想定されています。

(参考元)厚生労働省

ねんきん定期便で将来の年金受給額(概算)を把握する

大まかな平均額は把握したけれど、やはり自分はどのくらいもらえるのかは気になると思います。毎年の誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」で将来の年金額をある程度把握することができます。

「ねんきん定期便」には、年金額を算出するための「受給資格期間」(年金加入期間)や年金額などが記載されています。ただし、50歳以上の方と50歳未満の方では、記載方法が異なりますので注意してください。

1.50歳以上の場合の年金定期便の見方

将来もらえる年金の見込額が記載されています。「3.老齢年金の種類と見込額(年額)」の欄を見てください。なお、この金額は現在の加入条件が60歳まで継続すると仮定して見込額を算出しています。

2.50歳未満の場合の年金定期便の見方

「ねんきん定期便」には「2.これまでの年金加入期」として年金額が表示されていますが、これはあくまで「ねんきん定期便」を集計した時点での加入実績をもとにしたものです。

つまり、「ねんきん定期便」では将来もらえる年金額は分かりませんが、簡易的に将来の年金見込額を計算することはできます。

大まかな年金見込額は以下のような計算式で算出できます。

 「加入実績に応じた年金額(老齢基礎年金)」+2万円×(60歳-現在の年齢)

たとえば、現在30歳の人は「ねんきん定期便」の「加入実績に応じた年金額」に記載されている老齢基礎年金額に60万円(2万円×(60-30))を加えた金額が、40歳の方は40万円(2万円×(60-40))を加えた金額が将来の年金見込額になります。

上の式の「2万円」は、2019年度の年金の満額である78万100円を40年で割ったおおよその金額です。(780,100円÷40=19,502.5円)

現役時代に備えておける対策とは?

今までの社会生活の中で、少なからず貯蓄をしたり定期預金をしたりと、老後に向けて備えてきたという人も少なくありません。今活躍している現役の人よりも、老後の生活をしている人の方が蓄えが大きいという状況でもあります。

今後、老後の生活を支えていくには、年金などの保障もありますが、やはり自分で蓄えておいて越したことはないのです。将来のことを考えて、あまり大きな出費をしないことや、老後にかかる生活費等を把握しておくことで、今の生活を改めることができます。このような準備も大切なことです。

今まで蓄えてきた貯蓄と、今後老後に必要な毎月の出費を計算し、いくら必要でいくらマイナスになってしまうのかなど、自分の中で把握しておくとある程度の目安が出来ることでしょう。

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将来お金の不安をなくすためにできることとは?

将来的にお金の不安をなくすには、貯蓄を増やすことも大切ですが、ただ、貯蓄を漫然と続けているだけでは、お金が貯まることはあっても増えることはありません。足し算だけではなかなか資産は増えません。

貯蓄を始めることはもちろん悪いことではないし、大切なことですが、お金持ちは積極的に投資を行っていることを肝に銘じておく必要があります。

超低金利の時代に、2%、3%の金融商品を探そうとすれば、投資信託や株式といった投資商品にならざるを得ないでしょう。投資をすることはお金を増やす上では避けては通れないものと認識する必要があります。

平均寿命が延びてくると、定年退職後の収入を年金と貯蓄に依存するだけは不安を抱えながら生活することになります。投資で資産を増やすことが必要になってきます。お金の不安を解消して、老後を安心して暮らしていくために投資などにぜひ挑戦してみてください。

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