老後の貯金の考え方|資金繰りを考える上で重要となるポイントとは?

マネー全般

老後のお金に関する不安は消えないものです。老後の生活を不安を持たないようにするために、どのくらい資産が必要なのか。老後に向けた貯金は老後どのくらいのお金を必要とするかを予測しながら計画を立てることが大切になります。

老後の貯金はいくら必要なのかは立場やライフスタイルによって大きく異なります。資金繰りを考える上で大きく影響を及ぼすものは何か。確認していきましょう。

リタイア後に「何人で」生活するのか

夫婦だけ、子ども世帯と同居、親と同居する人もいるでしょう。3世帯同居の人もいるかもしれません。食費や水道・光熱費などの基本生活費は、1人が2人になったら2倍かかるわけではありません。

1人よりも2人、2人よりも3人と人数が増えるほど、一人当たりの基本生活費は減るといわれています。そして、働いている同居人が多ければ、収入も増えます。1ヵ月、1年、何十年と続けば大きな違いが出ます。

これは、セカンドライフの資金繰りを考えるには重要なポイントなのです。

何人で暮らす
  夫婦2人暮らし 子、孫と3世代同居
必要な金融資産 多い 少ない
生活費 1人当たりの食費や水道光熱費は高め 1人当たりの食費や水道光熱費は安め

完全リタイア後の「終の住処」

終の住処は老後を考える上で大切なことです。でも、実際にどう探すのが良いのでしょうか。現在の住まいにずっといる人、夫または妻の出身地へ行く人、出身地などではないが気にいった地域に移住する人など、様々なケースがあると思います。

都市部なのか地方なのか、場所によって物価水準は異なります。都市部は地方より物価は高めです。同じ年齢で完全リタイアするとしても、その後、都市部に住み続ける場合は、地方の場合より多くの金融資産を準備する必要があります。

この他にも有料老人ホームに入るのが手っ取り早いと考える人もいれば、今まで住み続けてきた家から出ていくのは忍びないと思う人と様々でしょう。しかし、やみくもに有料老人ホームと契約をしたり、リノベーションを行うというのは危険を伴います。

実際に有料老人ホームに暮らしたり、リノベーションを行ってみて自分が思っていたのとは違うという結果になってしまうかもしれません。最後の人生を楽しく過ごそうと思って行動したのに失敗してしまっては元も子もありません。

そうならないためにも、予め情報を集めておくことが必要です。情報収集は早くから始めておくにこしたことはありません。その際、考えるときに重要なのは、夫婦二人で話し合いながら決めることです。

定年後の生活は、二人が基本だから、互いの希望がすれ違っていては、豊かなセカンドライフは実現できません。

完全リタイア後の過ごし方

ファイナンシャルプランナーがセカンドライフに関するセミナーの際、参加者が丸い時計盤のような「24時間時計」を記入するようなことがあります。そこに完全リタイア前とその後の1日24時間分のスケジュールを書きます。

たとえば、専業主婦の人の場合、夫の完全リタイア前後で、1日のスケジュールに大きな変化はありません。一方、完全リタイアした人は、会社などで仕事をしていたときと、仕事をしなくなった後では、1日のスケジュールが大きく変わってきます。

完全リタイア後、スケジュールに空白が増えてくるケースが多くあります。朝、昼、夕の食事と就寝と書くだけの人もいます。「他にも何か書いてください」と言うと、苦肉の策で、主婦だった妻の家事の手伝いや、テレビ、散歩と記入する人がいます。

このような過ごし方なら、多額の老後資金を準備する必要はなく、積極的に資金運用する必要もありません。一方、スケジュールが埋まる人もいます。趣味やボランティアで外出することが多い人もいるでしょう。その場合、交際費や交通費がかかってきます。

より多くの金融資産を準備し、運用も積極的に行う必要があるでしょう。1日をどのように過ごすかを考えるときは、中長期のライフイベントや過ごし方も頭に入れましょう。

さて、リタイア後にはやりたいことがいっぱいという人もいれば、もてあますほど時間があり、何をすればよいのか皆目見当もつかないという人もいます。世間一般では、会社人間の夫が定年後にうっとうしい存在になるようです。

仕事一筋だった人はリタイア後の時間の過ごし方を考えなければなりません。たとえば、子どもの頃の夢をかなえるようなことが、昔と違って手軽に体験できるようになりつつあります。

男性に限りませんが、大きな車を運転してみたい、ただし大型や二種免許を取得するほど本格的ではありません。「日帰り・観光バス運転体験ツアー」というのが好評だそうです。

他にも電車やディーゼル車の運転の体験や路線が廃止されたり、赤字の補填に新しい企画が生まれたり。そういう流れの中で、忘れていた子どもの頃の夢が、短い間ですが実現するかもしれません。

暇なときには、子どもの頃の夢を思い出しながら、世間の情報にアンテナを張っていれば、きっと素敵な何かに出会えることでしょう。

ライフイベントとは、人生の節目となる出来事のことで、まとまったお金が必要になる海外旅行や家のリフォーム、子どもの結婚資金の援助、車の買い替えなどが挙げられます。ポイントは、海外旅行など体力が必要なことは早めにしておくということです。

歳をとると体力は低下していきます。旅行の場合、行き先は近場になり、時期は気候がよい春と秋だけになります。旅行以外の行動範囲も徐々に狭くなっていきます。年齢を重ねるにつれて、徐々にお金の使い方は限られていくものなのです。

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将来お金の不安をなくすためにできることとは?

将来的にお金の不安をなくすには、貯蓄を増やすことも大切ですが、ただ、貯蓄を漫然と続けているだけでは、お金が貯まることはあっても増えることはありません。足し算だけではなかなか資産は増えません。

貯蓄を始めることはもちろん悪いことではないし、大切なことですが、お金持ちは積極的に投資を行っていることを肝に銘じておく必要があります。

超低金利の時代に、2%、3%の金融商品を探そうとすれば、投資信託や株式といった投資商品にならざるを得ないでしょう。投資をすることはお金を増やす上では避けては通れないものと認識する必要があります。

平均寿命が延びてくると、定年退職後の収入を年金と貯蓄に依存するだけは不安を抱えながら生活することになります。投資で資産を増やすことが必要になってきます。お金の不安を解消して、老後を安心して暮らしていくために投資などにぜひ挑戦してみてください。

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